今回は『フロントエンジニア』について取り上げます。

フロントエンジニアという名前は聞き慣れているかもしれませんが、他のエンジニア職と比較してみると意外と新しい職種と言えます。またフロントエンジニアは、Web開発やアプリ開発などの充実化に伴い、需要は今後ますます伸びていくと期待されている職種の一つです。

そんなフロントエンジニアはどんな職業なのか、その仕事内容とコーダーとの違いについてお伝えします。

合わせてフロントエンジニアを目指す方はどのようなスキルを身につければよいか確認してみましょう。

 

 

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・『フロントエンジニア』はどんな職業？

 

フロントエンジニアとはWebコンテンツやアプリなど、主にユーザーが見たり操作したり直接触れる部分（フロントエンド）を開発するエンジニアのことです。もともと、コーダーやマークアップエンジニアなどがフロントエンド部分の開発作業を担っていましたが、IT進化に伴いフロントエンド側での役割作業が増えるようになりました。

そのため、Webコンテンツの高度化によってより高い専門性が求められるようになった流れで誕生したのがフロントエンジニアという職種です（コーダーとの違いについては後述）。フロントエンジニアはWebデザイナーが作成したデザインをもとにしながら、HTMLやCSSを使ったコーティングでWebサイトのビジュアル部分を作成したり、JavaScriptを使用してWebサイトに動作を加えたりする役割を担っています。

 

 

・“フロントエンジニア”と“コーダー”の違い

 

 

 

コーダーはHTMLやCSSを使用してWebサイトを作るためのコーティングを担当する職種となります。

フロントエンジニアでもHTMLやCSSを扱うため、その仕事内容からコーダーと混同されてしまうことがありますが、異なる職種であることに注意が必要です。

 

ここでは3つの違いについてお伝えします。

 

第一にメインで扱う開発言語が異なります。

フロントエンドの開発では、HTML・CSS・JavaScriptといったマークアップ言語やスタイルシート言語、プログラミング言語が使われるのが一般的となっています。フロントエンドで使用される開発言語の中で、コーダーがメインで扱う開発言語はHTMLやCSSとなります。一方、フロントエンジニアではHTML・CSSに加えてJavaScriptを扱うため幅広いスキルが求められます。

 

第二に仕事内容の違いです。

メインで扱う開発言語が違うことから仕事内容にも違いが生まれます。コーダーは静的なWebサイトを作成することが主な仕事ですが、フロントエンジニアは静的なWebサイトにシステムを導入して、動きのある動的なWebサイトを構築することが求められます。コーダーに比べるとフロントエンジニアにはクリエイティブな部分が必要となります。

 

第三にキャリアパスです。

フロントエンジニアとコーダーのキャリアパスの見え方も少し異なります。フロントエンジニアはWebデザイナーやフルスタックエンジニア、コーダーでもデザイナーへの転身が考えられますが、知識を向上させてフロントエンジニアを目指す方もいます。

 

 

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・フロントエンジニアに必要なスキルとは？

 

 

 

最後に、フロントエンジニアにはどのようなスキルが必要になるのかお伝えします。

 

■フロントエンジニアに必要なスキル①：コーティングスキル

コーダーだけでなく、フロントエンジニアにもコーティングスキルは必要です。HTML・CSSのスキルだけでなく、JavaScriptの実装と構築ができるようにコーダーよりも専門的な知識が求められます。

 

■フロントエンジニアに必要なスキル②：SEOに関する知識

SEO（Search Engine Optimization）は検索エンジン最適とも呼ばれ、ユーザーが検索した文言で上位に表示できるようにする施策のことです。ユーザビリティが考慮された質の高いコンテンツを作成することが求められますが、それだけでなくh1、h2のようなタグやメタディスクリプションなどの要素もサイトコンテンツの評価対象になります。そのためWebサイト構築にあたって効果的なSEO対策ができるようにSEOの知識も必要となります。

 

■フロントエンジニアに必要なスキル③：マネジメント・コミュニケーション力

開発作業は一人で黙々と行うわけではなく、チームでプロジェクトを進めます。チームとして仕事をスムーズに進めていくためにはコミュニケーションが必要となります。また、フロントエンジニアとしてキャリアアップをしていけばチームをまとめるリーダー的なポジションに就くことも考えられますので、チームをまとめるためにマネジメント力も必要なスキルとなります。

 

 

・まとめ

今回は、フロントエンジニアについて仕事内容やコーダーとの違い、必要となるスキルをお伝えしました。仕事内容からコーダーと混同されてしまいがちですが、フロントエンジニアにはJavaScriptの実装・構築など、コーティングスキルだけでなく幅広いスキルが求められます。フロントエンジニアだからこそ求められるスキルもありますので、フロントエンジニアを目指す方は今回ご紹介した必要となるスキルなどを習得するようにしましょう。

 

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