システムやアプリケーションなどITサービスを稼働させる環境を整えるために、インフラの設計・構築・運用保守を担うインフラエンジニア。フリーランスのインフラエンジニアとして働きたいと考えている方にとって、どれくらいの需要があるかという点はとても気になるところかと思います。また、フリーランスのインフラエンジニアになることで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。今回はフリーランスのインフラエンジニアの需要とフリーランスになることでどのようなメリットがあるのかお伝えします。そして、フリーランスのインフラエンジニアになるために必要なこともご紹介します。

 

目次

・フリーランスのインフラエンジニアの需要はある？

・フリーランスのインフラエンジニアがおすすめの理由

・フリーランスのインフラエンジニアになるために必要なこと

・まとめ

 

・フリーランスのインフラエンジニアの需要はある？

 

結論から言うとフリーランスのインフラエンジニアの需要はあります。他のエンジニア職に比べてみても需要は高い傾向にあると言うことができます。なぜフリーランスのインフラエンジニアの需要が高くなっているのか、その背景として次のことを挙げられます。

 

■インフラエンジニアの人材不足

インフラエンジニアに限った話ではありませんが、エンジニアに携わる人材は不足している状況です。人材不足は業界にとってはマイナスなことですが、言い換えるとインフラエンジニアへの需要があることになります。

 

■インターネット環境整備に欠かせない存在

インターネット環境を整備するためにはインフラエンジニアの存在は欠かせません。これからもインターネットがなくなることはありませんし、さらに発展していくことが見込まれます。人材不足も相まってインフラエンジニアに需要は高まっていくと言うことができます。

 

■インフラ需要が増加する

上記とも関係するところではありますが、Webサービスやゲーム業界などにおけるインフラ需要は増加していくため、現在のインフラエンジニアの人材が充足されない限り需要はこれからもなくなることはないでしょう。新しいサービスが誕生するなど需要が伸びていくと見込むことができます。

 

・フリーランスのインフラエンジニアがおすすめの理由

 

“フリーランス”と聞くと「安定した働き方ができるか不安…」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、先ほどもお伝えしたようにインフラエンジニアの需要は高く、今後も需要がなくなる心配はないと言うことができます。この点からもフリーランスのインフラエンジニアという選択をおすすめすることができますが、需要という観点以外からも次のようなメリットがあるため、フリーランスのインフラエンジニアを目指すことをおすすめできます。

 

■メリット①：仕事の選択の幅が広がる

フリーランスになるということは自分の意思で判断する機会が増えます。それは仕事をする相手や仕事内容も自分の意思で決定することができるため、仕事の選択の幅が広がることにつながります。インフラエンジニアの案件も様々ありますので、提示されている条件などを踏まえて好きな案件を選択できます。

 

■メリット②：理想の働き方が叶えられる

案件の内容にもよりますが、フリーランスになると特定の会社組織に所属するわけではありませんので働く時間や場所などを自分で決められるようになります。一般社員として会社に所属していた時のように強い束縛感は少なくなり、理想の働き方が叶えられるチャンスになるでしょう。

 

■メリット③：スキルに応じて収入アップ

フリーランスのインフラエンジニアになることで、スキル次第で年収を上げることができます。収入を上げることは決して簡単なことではありませんが正社員に比べると高収入を見込むことができますし、自分の頑張りを反映させやすいと言えます。

 

・フリーランスのインフラエンジニアになるために必要なこと

 

それでは最後に、フリーランスのインフラエンジニアになるために必要なことを簡単にご紹介します。

 

①ネットワークやサーバーのスキル・知識

ネットワークやサーバーに関する知識については必ず必要となります。求められるスキル・知識のレベルについては案件によっても異なります。現在はクラウド化も進んでいますが、オンプレミスに関係する案件もありますので基礎部分としてネットワークやサーバーについても理解しておくことが必要です。

 

②セキュリティ知識

インフラ設計ではセキュリティ対策も必要となります。セキュリティ部分の対策についてはサーバーエンジニアが担当することが一般的であるため専門的で高度な知識やスキルが必要になるわけではありませんが、セキュリティ設定が求められる案件もあるためフリーランスとして幅広い案件に対応できるようにするにはセキュリティ知識も身につけとおくとよいかもしれません。

 

③コミュニケーション能力

インフラエンジニアはインフラ環境の設計・構築・運用保守を担う役割がありますが、ただインフラ環境を整えるのではなく、クライアントの要望を正確に把握するためにコミュニケーションをとる場面が出てきます。また、運用システムでトラブルが起こった時なども細目なコミュニケーションが求められます。フリーランスという立場からもクライアントとの関係構築・維持のためにコミュニケーション能力は必須となります。

 

上記はインフラエンジニアに限らず、他のエンジニア職でフリーランスを目指している方にも必要となることです。インフラエンジニアをはじめ、フリーランスを目指している方はぜひチェックしてください。

 

・まとめ

今回は、フリーランスのインフラエンジニアの需要についてお伝えしました。インフラエンジニアが人材不足であることや今後インフラ需要が増加してくることが予測されることから現在の需要はもちろん、これからの需要について低下する心配はないと考えられます。そのためフリーランスのインフラエンジニアとして活躍できる可能性は十分にあります。フリーランスになることで仕事の選択の幅が広がることや理想とする働き方を実現できるなどのメリットがありますのでおすすめです。今回お伝えしたフリーランスのインフラエンジニアに必要となることをチェックしながら、ぜひ検討してみてください。