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AIエンジニア｜AI分野の現状とフリーランスAIエンジニアの将来性
私たちの身近でも当たり前のように活用されているAI。IT業界が日々進歩を遂げていますが、その中でもAI分野の発展は目覚ましいものがあります。そんな中、AI分野に興味をもち、AIに携わるAIエンジニアを目指したいという方も増えてきていますし、既にエンジニアの方の中にはフリーランスのAIエンジニアへの転身を検討している方もいるかもしれません。
今回はAIエンジニアについて、AI分野の現状とフリーランスAIエンジニアの将来性についてお伝えします。
・そもそも“AI”とは
まずAIについて簡単に概要をお伝えします。
AI（人工知能）は「Artificial Intelligence」の略で、人間の脳の働きのように知的な活動を行えるコンピュータシステムのことです。“自発的に学習や思考可能”な能力を備えています。
AIは「特化型人工知能」と「汎用人工知能」の2つに分類することができます。
特化型人工知能は、何か特別な分野に特化した性能を持つAIを指します。まだまだ開発途上のAIではありますが、現時点でも人間を超える性能を発揮して実用化に至ったものもあります。
例えば、最近将棋や囲碁の世界でプロの棋士とAIの対局が行われたり、プロ同士の対局戦で数億以上の候補手から最善手がAIによって挙げられていることがあります。本来コンピューターは人間の手でプログラムされた内容通りに動くものですが、AIの場合は人間の脳と同じように状況に応じて物事を処理することができます。そのため、将棋や囲碁の場合もAIは一手ごとに自ら判断して指しています。これは特定の決まった作業に集中していることになり、AI研究はこの特化型が主で、ビジネスシーンなどでも浸透しつつあります。
一方、汎用人工知能は特定の作業に特化せず、人間並みの汎化能力を発揮します。
その時の状況に応じた動きを自律的に行える特徴を持っていますが、汎用型にはまだまだ課題があるため特化型のような実用化には至っていません。
・AI分野の現状
AIを活用している分野がどのような現状にあるのでしょうか。
たとえば、自動車については、自動ブレーキ機能や自動運転機能が導入されているなどAIが積極的に活用されている現状にあります。自動車は便利である反面、高い安全性が求められる製品です。命にも関係する製品にAIが導入されるということは、AIのレベルが高度化していることの現れと言えるかもしれません。
建築では、街にあるコンクリート護岸の点検でAIが使われています。こういうのは技術者の目視でどこが劣化しているかを確認するのが従来の手法でしたが、劣化状態を撮影してAIがコンクリートの劣化を判断出来るようになりました。こういった画像認識と分析によって業務の効率化が図れます。
家電でもお掃除ロボットとして「ルンバ」という掃除機が誕生しているなどAIの活用が見られますし、サービス業では接客をするAIが登場したりしています。AIと関わる業界では現状としては積極的に導入しようとしていることが見受けられます。
AIに対して「何でもできる」イメージをもつ型も多いかもしれません。しかし、まだ万能なものではなく、課題部分もあります。
AIは私たちの生活で欠かすことができない業界で積極的に活用されていますが、将来的にさらに高度化したAIを導入する必要があるといえます。
現段階でも様々な分野で活用されている、そして将来にわたって高度化していく必要がある、このことからAI分野の需要は今後も伸びていくと考えられます。
・フリーランスAIエンジニアの将来性
AIエンジニアは、プログラミング言語を駆使してAIの開発や実装を行い、蓄積されたAIデータの解析などを担います。
社会にも浸透しているAIですが、先ほどお伝えしたように課題もあります。AIエンジニアはAIの開発・実装を行いながら、AIが抱える課題を解決する職種です。そのため、専門的な知識やスキルが求められます。AIには大量のデータを与えなければなりませんので、いかに正確なデータを蓄えてAIが学習していけるかがAIエンジニアに求められます。
AI分野の現状から感じた方もいるかもしれませんが、フリーランスのAIエンジニアの需要は大きいものといえます。AI分野が発展・高度化していくことも理由の一つですが、加えてAIの知識や技術を持っている人が少ないことも背景にあります。AI技術に携わるための必要なスキルさえ身につけることができればフリーランスとして活躍できる場はどんどん広がっていくでしょう。
また、AIエンジニアの給与・年収は高めの傾向にあります。AIエンジニアの人材に需要があること、高度な専門的な知識や技術が必要になることから、他の職種に比べると高めの水準になっているといえます。
・最後に
今回はAIエンジニアについてお伝えしました。様々な分野において活用されているAIは、既に私たちの身近な存在となっています。しかし、AIにはまだ課題が残っているため、今後も将来に向かって課題を解決、そしてAIの高度化が図られていくことになるでしょう。そんなAIの開発・実装・分析に携わる職業の一つAIエンジニアの需要も高まっていくと考えられます。フリーランスのAIエンジニアとしてAI分野に携わりたいという方も将来が明るい分野とも言えますので、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
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