SQLエンジニアとして働いている方やSQLに興味をお持ちの方の中にはいつかはフリーランスのSQLエンジニアになって活躍したいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、フリーランス初心者にとっては様々な不安もあり、「本当に大丈夫なのかな…？」とフリーランスとしての一歩目が踏み出せない方も多いかもしれません。そこで今回はフリーランス初心者の方にSQL案件を探し方と案件のポイントをお伝えします。

 

・知っていて損はないSQLの基礎知識

 

 まずはSQLに興味を持っているけれど、まだSQLについてよく分からないという方にSQLの基礎知識についてお伝えします。

SQL（Structured Query Language）とは、データベースを操作するために使用する言語のことです。データベースはデータが集まっているまとまりのことですが、SQLを使って管理を行います。“言語”といえばプログラミング言語を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、SQLはプログラミング言語ではなく、「データベース言語」となります。プログラミング言語とデータベース言語の名前は違いますが、何だか同じようなものに感じてしまいますよね。プログラミング言語とデータベース言語には次のような違いがあります。

 

■プログラミング言語とデータベース言語の違い

 

①プログラミング言語

プログラミング言語はプログラムを開発するために使用する言語です。コンピュータに対して何をどうするか、処理手順を命令することができます。JavaやPHP、C言語などの種類があり、WEBサイトやアプリケーション開発などで利用されています。

 

②データベース言語

データベース言語は何かを開発するために使われる言語ではなく、データベースに対してのみ命令することができます。プログラミング言語は命令通りの動作させるために複雑な記述が必要になる時もありますが、データベース言語ではシンプルなコマンドを打ち込むことで命令を実行することが可能です。

データベース言語を使うことで具体的に次のようなことができます。

・データの検索・取得

・データの追加・削除・変更

・テーブルの作成・削除・変更

特定の必要なデータを抽出したい時に簡単に取得することができるため、業務上のデータ管理などで大きな役割を果たしてくれるのです。

 

また、SQLにはプログラミング言語と同じように次のような種類があります。

データ操作言語（DML）：データの検索・取得・追加・更新・削除するための構文です。

データ定義言語（DDL）：データベースに保存されているデータの種類ごとの単位のことをテーブルと呼びますが、このテーブルの作成・削除、設定変更するための構文です。

データ制御言語（DCL）：データ制御分はデータベースを管理・操作するために使用するための構文です。

 

・フリーランス初心者でも大丈夫？SQL案件のポイントとは

 

 次に、以上のようなSQLに携わる案件にはどのようなポイントがあるのか見ていきましょう。

 

■フリーランスSQL案件のポイント①：プログラミング言語のスキルが必要な案件もある

SQLのスキルだけが求められる求人案件は多いとは言えず、SQL求人ではPHPやJavaなどプログラミング言語のスキルが求められるケースもあります。案件が多くない点はマイナスポイントと感じてしまうかもしれません。しかし、考え方を変えればSQLに加えてプログラミングスキルも身につければフリーランスのSQL求人案件の選択肢が広がるというプラス面になると言うことができます。

 

■フリーランスSQL案件のポイント②：データベースの知識・スキルがあると有利

SQLを扱えるだけでなく、データベースに関する知識やスキルを持っておくことでSQLの求人案件探しは有利になります。データベースの構築・保守運用を任せることができる人材を探している案件も少なくありません。そのため、データベースの設計・構築に携わった経験があれば大きな強みとしてアピールすることができます。

 

■フリーランスSQL案件のポイント③：今後も必要とされ続ける

上記ではSQLスキルだけが求められる求人案件は少ないとお伝えしましたが、SQLを扱える人材はこれからも必要とされ続けます。情報社会にある中でデータベースの存在は欠かすことができませんので、現時点では今後もSQL求人案件がなくなることはないと言うことができます。

 

また、「フリーランス初心者がSQL求人に挑戦しても大丈夫か」という点ですが、もちろん問題ありません。SQL求人案件の中で求められている必須スキルさえ身につけていれば、フリーランス初心者の方でもSQL求人にエントリーできますので、気になっている方はぜひSQL求人を探してみてください。

 

・フリーランス初心者がSQL案件を探すなら…？

 

 SQL求人を探すと言ってもフリーランス初心者にとって案件を探すことは決して簡単なことではありません。さまざまなSQL求人案件の種類がある中で、どの求人案件を選べばよいか悩むこともあるでしょう。最後に、フリーランス初心者がSQL求人を探す方法についていくつかご紹介します。

 

■フリーランスSQL案件の探し方①：友人・知人から紹介

友人やこれまで職場や取引先などで関わったことがある知人からフリーランスのSQL求人案件を出している企業を紹介してもらう方法です。フリーランス初心者にとって大切なことは人とのつながりです。自分の手で営業をして案件を獲得していくことも可能ですが、簡単ではありません。まずは友人や知人から紹介してもらった仕事でフリーランスとしての経験を蓄えていくことで地道にステップを積み重ねていくことが必要です。

 

■フリーランスSQL案件の探し方②：クラウドソーシングサイト利用

友人・知人からの紹介は期待できないという方には、クラウドソーシングサイトを利用することも選択肢としてあります。クラウドソーシングとは、仕事を依頼する人と仕事をしたい人をつないでくれるサービスです。フリーランスとして自分が求めている条件にマッチしている案件を自分で見つけ出す方法ですので、どんなSQL求人案件が登録されているのか気になる方は一度覗いてみてもいいかもしれません。

 

■フリーランスSQL案件の探し方③：エージェント活用

フリーランスの求人を探している方に一番おすすめしたい案件探しの方法が『エージェント活用』です。①、②の探し方がおすすめできないというわけではありませんが、友人・知人から必ず紹介してもらえるか分かりませんし、「辞めたい…」と思った時も紹介してもらった仕事ということで中々辞めにくくなることなどが懸念されます。また、クラウドソーシングサイトについても求人案件が多いことで、フリーランス初心者にとって案件の内容が良い悪いと簡単に判断できない可能性があります。一方、エージェントサービスはプロのキャリアカウンセラーが利用者のこれまでの経歴や希望する条件をもとにカウンセリングを行い、最適な案件を紹介してくれます。ぜひフリーランス初心者の方はぜひエージェントサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

 

・まとめ

 

今回は、フリーランスのSQL求人のポイントと探し方についてご紹介しました。SQLだけが求められる案件は決して多いと言うことはできませんが、SQL以外にプログラミング言語のスキルやデータベースに関する知識やスキル、設計・構築・運用保守などの経験があれば強みとなり、SQL求人案件の選択の幅を広げることができます。現在の情報社会の中でデータベースはこれからも欠かすことはできませんので、SQLを扱える人材は今後も必要となります。今回はSQL求人案件の探し方として3つお伝えしましたが、その中でもフリーランス初心者の方にはエージェントの活用がおすすめです。フリーランスとしての第一歩目は大きな不安があるかもしれませんが、プロのキャリアカウンセラーと一緒に自分が求めていた仕事を探すことができますので、フリーランスのSQL求人を探している方はぜひエージェントを活用してください。