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フリーランスの営業活動では経歴書(レジュメ・スキルシート)が求められますが、こちらはITエンジニアとしての能力を誇示するために使用します。
お互いに面識がない状態で仕事の契約を結ぶ場合、相手は自分の力量を十分に認識していないので、委託する案件の重要度が高ければ依頼主も慎重にならざるをえないでしょう。ですが、自身の実績や能力が経歴書で可視化できれば先方の納得を得られやすくなり、円満に業務契約を締結できるのです。
自己アピールのファーストステップをより効果的にしていくためにはどのようにすればいいのか、以下の方で解説していきます。
■経歴書の正しい書き方
経歴書は顧客へアプローチするためのファーストステップとして重要です。
顧客との打ち合わせをする前に、経歴書で案件の紹介をもらうこともあります。できることを記載しなかったため、相手から「求めているスキルが無い」と判断されてしまったら勿体ないですよね。せっかくの仕事に繋げるチャンスを逃すことになってしまいます。
仕事の話が来たとしても、経歴書そのものに曖昧な部分が多いと実績や能力に関する質問事項で幾度もやり取りが発生してしまい、契約が滞るパターンもあります。だからこそ分かりやすい経歴書を作っておく必要があるのです。
・保有資格
関連性のない資格は省いても問題ありません。
ITエンジニアの業務では海外企業とのやり取りが発生する案件もあるので、TOEIC等の英語力をアピールできる資格は記載するとプラス要素に繋がることもあります。
・IT実務経験
経歴書で特に重要視されるのはITエンジニアとしての実績です。使用していた環境や言語をただ羅列するだけでなく、「具体的にどのような作業をしていたか?」「どのような役割を担っていたか?」を詳細に記載すると良いでしょう。さらに細かく言うと、過去に使っていた製品のバージョンやフレームワークまで書くと丁寧です。読んだ相手が作業内容をイメージしやすいように具体性をもたせるのも、無事に仕事へ繋げるためのテクニックといえます。
・自己PR
仕事に対しての姿勢や、得意分野、今後のキャリプランを記載します。マイナスな言葉で言い切るのではなく、前向きな表現をすると好印象です。また「~と思っている」ではなく「〇〇を自ら提案し、その結果××に繋がった」など、具体性を持たせた言い方なら成果が伝わりやすくなるでしょう。
・その他
自身で成果物を作っている、自宅に環境構築をして勉強しているなど、業務外でITに関するアピールポイントを持っている場合はぜひ記載しましょう。経験が浅かったりスキルチェンジを希望する場合は、希望する職種の実務経験が皆無でも「どの程度の内容を習得していて対応できるのか」という部分を伝えると良いでしょう。
自分を知ってもらう最初のツールになることや、その後もし案件が変わる場合も、その都度更新しながら使用していけるので、しっかりと作成することをオススメします。
■経歴書はアピールの武器として活用しよう
希望する業務内容に寄せて作成することもオススメです。
例えば、Java、C#、PHPなど多数の言語を経験してきているのであれば、その中で次にやりたい言語の部分はボリュームを増やして記載する。
たとえば「上流~下流まで一気通貫で対応できるが、実装が得意なので今後も手を動かすポジションをやりたい」のであれば、プロジェクトで実装してた実績を詳細に記載してアピールするわけです。
実際にできることや、やりたい方向性のボリュームや魅せ方を工夫してみると、顧客に自分の強みが伝わりやすいかもしれませんね。色々と考えて、より説得力に富んだ自己アピールにしていきましょう。
フォーマットはさまざまですが、初めて作成するという方は弊社フォーマットをダウンロードしてご利用ください。
■まとめ
今回はITエンジニア向けの経歴書の書き方について紹介しました。正しい日本語を使うことや書式を揃えることは、読み手から正当に評価してもらうために当然気をつけるべきです。自分について何も知らない人が経歴書を読んだときにどう思うかを意識してみると、自ずと書き方も変わるのではないでしょうか。もちろん直接会って話す方が伝わりやすいという人もいると思いますが、まずその機会を作るためにも活用しやすい経歴書を作成しておきましょう。
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