IT技術が発達し、さまざまな業種でもAIやRPAを取り入れる企業が増加しています。
ビジネスシーンのみならずIT技術は私達の生活にも身近となっており、今後もIT業界の需要は拡大していくことでしょう。
そんなIT業界の発展にはITエンジニアの能力が必要不可欠ですが、ひとくちで“エンジニア”と言っても、職種ごとでスキルや役割は分かれます。
各エンジニアへの理解が浅いままだと入社後にミスマッチを生む可能性があるので、「どのようなエンジニアになりたいか」「どのような仕事をしたいか」を、本稿をきっかけに考えてみてはいかがでしょうか？
以下にてエンジニアの種類やキャリアアップの仕方など、実際にどのような選択肢があるのか解説いたします。

■エンジニアのスキルとは？

ITエンジニアの職種は主に「開発エンジニア」「インフラエンジニア」の2軸に分類されます。　
まず業務内容の観点でそれぞれの違いを見てみましょう。
「開発エンジニア」はコードを書いてシステムを作る人、「インフラエンジニア」はシステムが正常に機能するための土台を作る人です。

また、一方だけでなく双方の開発とインフラ双方の知識を擁することは、エンジニアとしての強みになるでしょう。
一見するとどちらも似たような業務に思えますが、両者の業務には明確な違いがあります
開発エンジニアはプログラム言語を学び、仕組みを覚えてソースコードの修正をし、
正常に動くかを確かめるなど簡単な作業から入るケースが多いです。
インフラエンジニアは開発エンジニアに比べて少し幅が広く、データベースやサーバー、ネットワークのメンテナンスや機器の設定、ヘルプデスクから対応していきます。

その後キャリアアップしてプロジェクトでリーダーやマネージャーという立場になれば、自分一人に任された作業単体だけでなく開発・インフラ環境の全体像を把握している必要があります。こうして見ると開発もインフラもお互いに無関心ではいられないでしょう。

スキルチェンジを希望する場合、経験が浅いうちは「プロジェクトに参画したい」とエントリーをしても「スキルが不足しているから無理」と、厳しい判断を下されがちです。
また、元々の希望条件(給与面など)も著しく下がる可能性もあり、どの道に進みたいかというスタートはしっかりと検討するべきでしょう。

■ITエンジニアのキャリアアップと各職種の役割とは？

エンジニアとしてのキャリアアップといえば、「プログラマー(メンバー)」→「システムエンジニア」→「プロジェクトリーダー」→「プロジェクトマネージャー」という流れが一般的でした。
企業に置き換えると、主任、課長や部長といった役職に該当しますね。
それぞれで担当する業務内容は異なりますが、役割が上がっていくにつれて金額面などの条件も高くなっていきます。周囲の人をまとめていくことが得意な方は、チームを統括するリーダーやプロジェクト全体を管理するマネージャーを目指してもいいかもしれません。
最近では、上記ポジション以外にも「ITコンサルタント」や、海外企業とのプロジェクトの間を取り持つ「ブリッジSE」、専門分野に特化した「ITスペシャリスト」というように職種が多様化してきています。
専門分野に特化している分、案件の数はある程度限られますが、IT業界は常に成長しているので携われる仕事の幅も拡大が見込まれており、仕事で得られるやりがいは大きくなるでしょう。

では、新たな役割を担うにはどうすればいいのでしょうか？
プロジェクトにも左右されますが、何よりも「意欲があるかどうか」という点が重要になります。それに付随して「経験年数」や「パフォーマンス」など、総合的な評価に準じてクライアントと相談し、キャリアアップの段階を経ていくケースが多いです。
目標設定をしてから、携わるプロジェクトの選定をしていくのもキャリアアップへの近道といえるでしょう。専任のエージェントなど情報量の多い人に相談してみることもオススメです。

まとめ
時間、収入、やりがい、安定など仕事に何を求めるかは各々で異なりますが、「自分にとって何が重要なのか？」を意識することで、仕事で得られる満足度は変わってくるでしょう。
目標そのものが不透明な方も、「目標はあるが辿り着くための道筋が見えない」という方も、ぜひお気軽にフリートの専任担当へご相談ください。
「今後、ITエンジニアとして活躍していきたい」と考えるフリーランスの皆様のキャリアプランを一緒に設計し、これまで培ってきた豊富な情報量をもとに理想実現のためのフォローをさせていただきます。