現在、クラウド（Cloud）へ移行する企業が増えている中でクラウドエンジニアへの需要は高まってきています。クラウド（Cloud）を未導入の企業もクラウド導入に向けて動き出し始めている状況にあります。現在のクラウド（Cloud）への需要、そして将来性も安定していると言えるため、フリーランスのクラウドエンジニアとして働いてみたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、フリーランスのクラウドエンジニアとして働いていくために必要なスキルとおすすめの資格についてご紹介します。

 

目次

・クラウドエンジニアの仕事内容

・フリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキル

・フリーランスのクラウドエンジニアにおすすめの資格

・まとめ

 

・クラウドエンジニアの仕事内容

 

フリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキルやおすすめの資格を見ていく前に、クラウドエンジニアの仕事内容について簡単に確認してみましょう。

 

■クラウドエンジニアの仕事①：クラウド上でのシステム設計

クラウドエンジニアの仕事の中でも特に重要なのがシステム設計です。現在の状況に応じて最適な設計をするだけでなく、将来的に機能が拡張する可能性も見据えて設計を行います。既存のサービスをクラウド上に移すケースや新しくクラウド上にサービスを作り上げるケースなど依頼内容によって様々あります。

 

■クラウドエンジニアの仕事②：クラウド上でのシステム構築

設計書に基づいて行うクラウド上でのシステム環境の構築作業です。企業によって必要としているクラウドサービスは異なりますので、要望に応じてソフトウェアのインストールや設定などを行います。構築作業が完了したら正常に動作するか確認をします。

 

■クラウドエンジニアの仕事③：クラウド上でのシステム運用・保守

設計・構築が終わった後は正常にシステムが稼働するように運用・保守作業を継続して行っていきます。クラウド上でのサービス運用でもトラブルは付き物ですので、トラブルが発生した時には被害が大きくならないように迅速にトラブルを解決していく必要があります。また、運用に係るコスト管理もクラウドエンジニアとしての仕事の一つです。

 

以上のような仕事を担うクラウドエンジニアですが、冒頭でもお伝えしたようにクラウドエンジニアの需要は高まっており、求人案件も増加しています。クラウド（Cloud）を導入する企業が増えてきていることが背景にあり、これまでクラウド（Cloud）を導入していなかった企業もこの流れに乗って導入を検討、実際に導入に動いている状況になっています。現在の需要だけでなく、将来性もあるためフリーランスのクラウドエンジニアとして働きたいと考えている方にとっては活躍できるチャンスがあると言えるでしょう。

 

・フリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキル

 

フリーランスのクラウドエンジニアにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。

ここではフリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキルとして次の3つをご紹介します。

 

■フリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキル①：クラウドサービスに関する知識

クラウド（Cloud）を提供しているサービスも様々あります。主要なクラウドサービスとしては、Googleが提供しているGCP（Google Cloud Platform）、Microsoftが提供しているAzure、Amazon社が提供しているAWS（Amazon Web Service）が挙げられます。それぞれのサービスが特徴をもっていますのでフリーランスのクラウドエンジニアを目指すにあたっては最低限の知識として習得しておいた方がよいでしょう。

 

■フリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキル②：オンプレミスに関する知識

オンプレミスは自社システムによる運用のことですが、クラウドエンジニアに必要な知識となります。求人内容によってはオンプレミスからクラウド上への移管する作業が求められることがあるからです。クラウド知識だけでなく、オンプレミス運用に関することも理解しておくこともフリーランスのクラウド案件に柔軟に対応していくためには必要と言えます。

 

■フリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキル③：ミドルウェアに関する知識

ミドルウェアはソフトウェアの一種でOSとアプリケーションの中間に位置している存在です。ミドルウェアにもWebサーバやアプリケーションサーバなど、いくつか種類がありますが役割としてはシステムのバックアップ・監視、ジョブ運用などが挙げられます。システムを構築するにあたり、ミドルウェアの知識もクラウドエンジニア必要となりますので身につけておくようにしましょう。

 

・フリーランスのクラウドエンジニアにおすすめの資格

 

それでは最後に、フリーランスのクラウドエンジニアにおすすめの資格をご紹介します。

 

■クラウドエンジニアにおすすめの資格①：AWS認定ソリューションアーキテクト

Amazonが提供しているクラウドサービス「AWS」に関する知識を認定する資格です。初級から上級まであります。公式のトレーニングサイトやテキストも出版されていますので、資格試験の対策もしっかり行うことができます。

公式サイト：https://aws.amazon.com/jp/certification/

 

■クラウドエンジニアにおすすめの資格②：Microsoft Azure認定試験

Microsoftが提供しているクラウドサービス「Azure」に関するコンピューティング、ネットワーク、セキュリティなどの知識を認定する資格です。初級から上級レベルまでありますが、試験の種類もありますので、自分が求めているスキルや知識で選ぶようにしましょう。

公式サイト：https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/browse/?resource_type=examination

 

■クラウドエンジニアにおすすめの資格③：GCP-Google Cloud Certified

Googleが提供しているクラウドサービス「Google Cloud」に関する設計・開発・運用などの知識を証明する資格です。GCPのサービスを使用した問題が出ることからGCPを使ったことがある方にはおすすめの資格と言えます。

公式サイト：https://cloud.google.com/certification/?authuser=3&hl=ja

 

・まとめ

今回はフリーランスのクラウドエンジニアに必要なスキルと資格についてご紹介しました。フリーランスに関わりなくクラウドエンジニアとして求められるスキル・資格かもしれませんが、フリーランスになるのであれば必ず身につけておいた方がよいものです。クラウドエンジニアの需要が高く求人案件も充実、将来性も安定していることからフリーランスとして活躍できるチャンスは十分にあります。ぜひ必要なスキル・資格を自分のものにしてフリーランスのクラウドエンジニアを目指していきましょう。