「フリーランスエンジニアになるためにはどんなスキルが必要か？」これはフリーランスを目指すエンジニアの方にとっては大きな気になるポイントの一つかと思います。エンジニアとしての技術が必要になることはもちろんですが、フリーランスとして働いていくにあたって技術以外にも求められるスキルがあります。それでは具体的にどのようなスキルが必要になるのでしょうか。今回はフリーランスを検討しているエンジニアの方やこれからエンジニアを目指して、いつかはフリーランスになりたいと考えている方に向けてフリーランスエンジニアに必要なスキルをお伝えします。そして、フリーランスエンジニアとして活躍していくためにスキル不足の対策方法についてもご紹介します。

 

目次

・フリーランスエンジニアがスキル不足で困ること

・フリーランスエンジニアに必要なスキル

・スキル不足を対策してフリーランスで活躍しよう！

・まとめ

 

フリーランスエンジニアがスキル不足で困ること

 

 フリーランスエンジニアとして働いていくことを検討している方の中には「スキル不足でも何とかなるのでは？」と思っている方もいるかもしれません。たしかに、IT業界は深刻な人材不足となっており、エンジニアの需要は高い状態ですので多少スキルが不足していても問題ないような感じもしますよね。しかし、スキル不足によって困ることは必ず出てきます。フリーランスに必要なスキルをお伝えする前に、まずはスキル不足の状態でフリーランスエンジニアになるとどのような点で困るのか確認してみましょう。

 

■スキル不足で困ること①：希望の案件を獲得できない

スキルが不足していることでクライアントが求めているスキル要件まで届かない場合があります。せっかく「この案件引き受けてみたいな！」と思ってもスキル不足が理由で応募できない、もし応募できたとしてもクライアントから見送られるなど、希望の案件を獲得できないとモチベーションは下がってしまうものです。

 

■スキル不足で困ること②：単価が安く継続案件につながらない

スキル不足により単価が安い案件しか受注できないという場合もあります。クライアントが求めるスキル要件が低い案件に関しては単価も抑えられてしまうからです。また、せっかく受注できた場合でも求められているパフォーマンスを発揮できない時は単発で終わってしまい、継続案件につながらないこともあるため注意するようにしましょう。

 

■スキル不足で困ること③：フリーランスを続けられなくなる

継続案件につながらなくなることにも関連しますが、続けて案件を受注できないとまた新しい案件を探さなければなりません。スキル不足が原因で案件が限られている中で単価も安い、さらに新しい案件を探すことになると手間もかかってしまいフリーランスエンジニアとして活躍していくことは難しくなってしまいます。

 

フリーランスエンジニアに必要なスキル

 

ここからはフリーランスエンジニアに必要なスキルについて見ていきましょう。

 

■必要なスキル①：プログラミング言語

エンジニアにとって絶対不可欠なスキルであるプログラミング言語。複数のプログラミング言語を扱えることもフリーランスエンジニアとしての活躍につながるスキルですし、一つのプログラミング言語に特化して高い専門性を持つこともクライアントから重宝されるでしょう。もちろん、プログラミング言語だけでなくITスキルについても必要となりますので技術面は必須のスキルです。

 

■必要なスキル②：自己管理能力

フリーランスは特定の企業に所属するわけではありませんので、他の労働者に比べると自己管理能力が備わっていなければなりません。納期などのスケジュール管理はもちろん、仕事とプライベートのメリハリも自分でコントロールする必要があります。フリーランスは自由で働きやすいイメージもありますが、ただ時の流れに身を任せていればトラブルにつながりかねませんので自己管理能力は大切なスキルと言えます。

 

■必要なスキル③：コミュニケーション能力

フリーランスと聞くと単独での作業を思い浮かべる方も少なくありませんが、チームの一員としてプロジェクトに参加することもあります。また、クライアントから受注した案件に関する進捗や問題点があった際の報告や連絡などもしっかり行わなければなりません。コミュニケーション能力が欠如していたがためにトラブルになってしまうと今後のフリーランスとしての活躍の場が減ってしまうことになります。逆に言えばコミュニケーションさえしっかりとることができれば、クライアントからの信頼獲得にもつながって今後のフリーランス人生が明るくなるでしょう。

 

スキル不足を対策してフリーランスで活躍しよう！

 

それでは最後に、フリーランスエンジニアとして活躍していくためにスキル不足の対策方法について簡単にご紹介します。

 

■スキル不足の対策方法①：学習サイトやスクールの活用

すでにエンジニアとしての経験や知識を持っている方にとっては今さらと感じるかもしれませんが、自分が専門とする分野以外のスキルを取得すればフリーランス案件の選択の幅も広げることができます。そのため、働きながらでも時間がある時に活用できる学習サイトやスクールで新しいスキルを身につけていき、スキル不足を改善することをおすすめします。

 

■スキル不足の対策方法②：最新情報を収集する

IT分野の技術は常に進歩を続けています。新しい技術が開発されて市場でも活用されるようになった場合、その技術を習得すれば稼ぎへとつながるチャンスとなります。先ほどもお伝えしたように現状のスキルで満足するのではなく、最新技術を習得してスキル不足を補ってフリーランスエンジニアとしての活躍できる場所を広げていきましょう。また、最新技術や他の分野で何を勉強すれば迷わないように優先度を決めて取り組むことも大切です。「フリーランスで活かせる技術は何か？」など、優先順位の基準は人それぞれかと思いますが優先度を決めて取り組むことで自己管理力を養うことにもつながります。

 

■スキル不足の対策方法③：イベントへ積極的に参加する

フリーランスエンジニア向けのイベントも開催されています。情報収集できる機会にもなりますし、同じようにフリーランスエンジニアを目指している参加者や実際にフリーランス経験のあるエンジニアと交流できるチャンスです。良い刺激を受けられることはもちろん、コミュニケーション能力に自信がない方にとっては多くの参加者とコミュニケーションをとることができますので、もしフリーランスエンジニア向けのイベントが開催された時には積極的に参加することをおすすめします。

 

まとめ

 

今回はフリーランスエンジニアに必要なスキルについてお伝えしました。スキル不足が原因となって希望する案件を獲得できなかったり、単価が安く継続して案件を受注できなくなってしまうなど困ってしまうこと出てきます。現役のエンジニアの方もエンジニア経験者の方も自分のスキルに満足することなく、フリーランスとして活躍していくためにはどんなスキルが必要になるのか確認して、スキルが不足している部分については補ていくようにしましょう。スキル不足を改善することで、きっと企業から求められるフリーランスエンジニアとして活躍できるようになるはずです。