フリーランスのワークタイプは4つに分類されることをご存知でしょうか？
「独立に興味があるけれどイメージが湧かない」「どのように働いているか知りたい」という方のために、今回はフリーランスの形態について説明致します。

■フリーランスの4タイプ

近年増え続けているフリーランスですが、以下の4タイプに分類されます。
それぞれの働き方、生活スタイルや年収をみていきましょう。

・副業すきまワーカー
特定の企業に正社員として所属しながら、主に就業後や週末の空いている時間でフリーランスの仕事をしていきます。
副業を解禁する企業も増えてきているので、今後は人口数が多くなると予想されるワークタイプです。
副業としてなので、収入はお小遣い程度の場合がほとんどになります。

「いきなり退職をするのは少しためらう、まずは試してみたい」「本業以外で収入を増やしたい」という人に向いていると言えるでしょう。

・複業パラレルワーカー
複数の仕事と並行して従事する業務形態で、本業・副業の垣根を作らないタイプになります。
多様な業種に携わることも可能ですが、１つの業種で数社の仕事を対応することもあり、スケジュール管理や1社の仕事が別の業務に支障が出ないよう注意が必要です。しかしさまざまな仕事に関われるため、スキルアップや人脈に繋がりやすい点はメリットといえるでしょう。
一つの仕事で得られる金額はピンキリであり、10万程度から一般的な会社員程度と、収入は人それぞれです。稀少なスキルを持っている人は企業との交渉次第で高収入になる可能性もあります。

・自由業系フリーワーカー
特定の企業には所属せずに専門的な分野の仕事を行う人が該当し、定年や出産を控えた退職が転向のきっかけになりやすく、ライフスタイルを崩さず保持しているスキルを活かして働ける特徴を持っています。収入は複業系パラレルワーカーと同等の水準ですが、介護や育児や趣味などに充てる時間を確保し、ライフワークバランスを保っていくことを重視する人に向いているでしょう。

・自営業系独立オーナー
企業に所属しない個人事業主・法人経営者を指し、基本的に働く場所や時間に縛りはありません。一般的に「フリーランス」と聞いてイメージしやすいのが自営業系独立オーナーです。
自営業や経営者が該当するため、年収も4つのタイプの中では1番高くなります。

フリーランスとひとくちで言っても働き方はさまざまです。色々な方向性を検討してみてはいかがでしょうか。

■まとめ

自分のスキルや経験を活かし、望みを叶えられるワークタイプはあったでしょうか？
副業では接客や作業系の職種が圧倒的に多い傾向にありましたが、近年では営業・経理といったビジネス系も増えてきており、職種の選択肢が広がっていることも働き手としては喜ばしいですよね。
他にはシニア層の男性が多かった独立系で女性の姿が徐々に増加。すきまワーカーには男性が進出してきているなど、従来のフリーランスの形は変化してきていることがうかがえます。
希望に見合うスタイルで、充実したフリーランス生活を送っていきましょう。