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IT業界において欠かせないインフラエンジニア。インフラエンジニアと一口に言っても、その種類は大きく「ネットワークエンジニア」と「サーバーエンジニア」の2つに分けられます。今回は、インフラエンジニアの中でもサーバーエンジニアについて取り上げ、サーバーエンジニアに必要となる『サーバー』の知識について見ていきます。そもそもサーバーとは何か、またサーバーの種類と役割を中心にお伝えします。
目次
・サーバーエンジニアに必要な知識
・“サーバー”とは何か?
・サーバーの種類と役割
・最後に
サーバーエンジニアは、サーバー環境の設計、構築、運用を行います。サーバーにも種類があり、役割に応じてWebサーバー、データベースサーバー、メールサーバーなどがあります。クライアントの目的に応じたサーバーの選定や設計、OSやソフトウェアのインストールを行うのが役割です。
それでは、どのような知識やスキルが必要になるかという点ですが、やはり一番に求められる知識はサーバーに関する知識とスキルとなります。サーバーは聞き慣れている名前かもしれませんが、物理サーバーである共用サーバー(レンタルサーバー)、専用サーバー、また仮想サーバーであるVPSやクラウドサーバーの種類があります。
また、用途に応じてさらに、Webサーバー、メールサーバー、データベースサーバー、DNSサーバーなどの種類があります。これらの知識を身につけ、インフラ技術を活かせるようにしなければなりません。
サーバーとは、利用者の要求に応じるデータを提供するコンピュータ・プログラムのことです。
英語の「Server」では提供する側という意味を持ちます。
サーバーの役割を具体的に説明すると、例えば、インターネット上でWebサイトを閲覧する際(検索やブックマーク、SNS・メールなどからURLをクリックして飛ぶ場合など)、クライアントはWeb上のIPアドレスを管理しているサーバーに、これから表示するWebサイトのIPアドレスを問い合わせて表示をリクエストします。
Webサイトそれぞれのページのデータを保管しているサーバーは、表示リクエストを受けたWebサイトの画像・ファイルなどのデータ提供をするという一連の流れのもと、Webサイトが表示される仕組みとなっています。
サーバーはWebサイトの表示をするという役割だけでなく、SNSや通販などの投稿や共有、動画サイト、メールの送受信など、身近に使っていることにサーバーは大きく関わっているのです。
先ほどもサーバーの種類を挙げましたが、サーバーには様々な種類があります。ここではサーバーの種類をいくつかご紹介して、それぞれの役割についても触れていきます。
レンタルサーバーとは、サーバーの貸出し(レンタル)をするサービスです。自分でサーバーの構築や運営をする際は、そのためのコンピュータの購入や環境を整える必要があります。しかし、レンタルサーバーを利用することで、業者がコンピュータの管理・設備をしてくれるため手間がかかりません。
レンタルサーバーは、共用サーバーと専用サーバーの2種類に分けられます。
共用サーバーは複数人がサーバーを共有するレンタルサーバーのことです。
レンタルサーバーは、実体があるもので物理サーバーと言い、運用費用が安く済みます。
また、専用サーバーについては共用サーバーとは逆に、サーバー1台を専有できるサーバーのことです。専用サーバーの利用には費用がかかりますが、ストレージの容量が大きいことやスペックの高さが魅力です。
VPSは、「Virtual Private Server」の略称であり、仮想サーバーとも言われます。1台のサーバーを複数人で共有し、1台のサーバーの中で契約者ごとに1つのサーバーが割り当てられているように設定された(仮想化された)仕組みです。
VPS同様、仮想サーバーのレンタルとして利用できるサービスです。特定のコンピュータを複数人で共有し、必要に応じたスペックのカスタマイズができるため、現在あるサーバーの中で最も高機能なサーバーと言えます。
今回は、サーバーエンジニアに必要となる「サーバーの基本知識」についてお伝えしました。現在インターネットの利用者が増えていますが、サーバーが関与しているからこそWebサイトや動画、SNS、通販などの利用を可能にしています。ご紹介したサーバーの種類の他にも、WebサーバーやDNSサーバーなどと呼ばれる様々なサーバーが存在し、これらのサーバーが連携してWebサイトやWebサービスが構築されています。サーバーに興味のある方は、ぜひサーバーの種類を把握して、どのような役割を持っているのか調べてみてはいかがでしょうか。
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